商標・国際特許出願中：PCT/JP2023/028053
電気を使わずに
雨水から純水をつくる防災対策
天の恵みである雨水を、電力を使わずに浄化
停電中もさまざまな用途に使える純水にして貯水します
とは
ecowin WATER(エコウィンウォーター)は雨水を無動力(電源不要)で純水にして貯水するシステムです。
雨は太陽のおかげで、海水や河川の水分が蒸発し、水蒸気となって雲を形成、やがて大気中で冷やされ凝結し、雨粒となって地上に降り注ぎます。
この天の恵みである雨水は、自然の過程で蒸留され、地下水や水道水よりも不純物が少なく生活水として適した水資源です。
天から地上へ降下する自然エネルギーを利用し、雨樋から分岐してecowin ウォーターシステムにより、純水を電源を使わず、無動力で生成します。
- 無動力のため電気代不要
- 必要規模に応じた計画貯水
- フィルター交換簡単
メンテナンス - ecowin
ミストシステムで節電
ecowin WATERでできること
防災対策
電力を必要としないから 停電時でも水を濾過できる
ecowinウォーターは電源なしで、雨水から純水を造水し貯水するイノベーション技術です。
災害時に停電していても、雨水から純水を造水できるのが大きなメリットです。
生成された純水は細菌が極めて少ないので雑菌の繁殖も抑制され、タンク等に長期間貯留後においても問題がなく使用が可能です。
停電でも雨水を濾過・貯水できるから
災害などの長期の停電・水不足の備えに
第三者機関による水質分析評価をクリア
ecowin ウォーターと水道水の水質分析評価の比較では、水道法に基づく各種項目の水質基準値を下回り、水道水よりも鉱物イオンなどの不純物が少ない「キレイな水」であることが検知されました。
非常時の飲用フィルター濾過の原水としてecowinウォーターを 利用することで、濾過負荷を軽減しフィルターの長寿命化が期待できます。
地域全体の治水として災害対策に貢献します
洪水防止対策＆非常用水対策として
人間ひとりの年間水分摂取量は約542リットル、現代の人々の年間生活用水使用量は約78,110リットルと言われています。
私達の生命維持と、生活に水は不可欠であり、食事や飲み水だけでなく、調理、食器洗浄、トイレ、シャワー、バス、洗濯、掃除・洗車まで、水の使用用途は幅広く存在します。
また、豪雨の際の河川への雨水の極端な流出を防ぐ対策のひとつ「雨庭」の代わりに設置することで、生活用水の確保と洪水対策の両方での効果が期待できます。
地域の自治体や企業が設置することにより、平時から地域の災害対策に貢献できます。
貯水タンクは1つでたっぷり500リットル
さらに！必要なだけタンクを増設できます
水道代削減に貢献
純水の性質を生かした日常的な活用で平時は節水に
相次ぐ水道料金の値上がり
全国的な広がりを見せる水道料金の値上がり。
2046年には全国平均で48％も値上がりするとの、研究グループの試算もあります。
水の使用量を減らすことは、環境への配慮だけでなく、家計の負担を軽減する重要な手段となります。
| 自治体名 | 改定前 | 改定後 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 群馬県前橋市 | ¥4,932 | ¥5,994 | + ¥1,062 |
| 岐阜県関市 | ¥3,564 | ¥4,334 | + ¥770 |
| 愛知県美浜町 | ¥7,951 | ¥9,119 | + ¥1,168 |
| 兵庫県神戸市 | ¥5,126 | ¥5,852 | + ¥726 |
| 岡山県岡山市 | ¥5,896 | ¥6,732 | + ¥836 |
※メーター口径20mm・使用水量40㎥/2カ月の場合
純水の洗浄力を活かして洗浄
水道水に含まれるカルキや、そのほかいろいろな不純物が含まれていないものを一般的に「純水」と呼びます。
車に生じる水滴の乾燥痕(ウォーターマーク)や、スケール(水垢のようなもの)を発生させるのは、水道水などに含まれる不純物です。
純水には不純物がとても少ないため、これらが発生しづらくなります。とくに車や窓ガラスの洗浄におすすめです。
また、純水は他の物質を取り込みやすいため、汚れを溶かしやすいという特徴もあります。
ぜひ普段から清掃に活用ください。
純水は汚れを溶かしやすく
乾燥あとも発生しづらい！
そのほか活用方法いろいろ
節電
持続可能な水の循環 ecowinミストシステム
空調室外機に散水して約10％の省エネ! メンテナンスを怠ると約40%の増エネ!?
空調設備の省エネルギー対策として、散水式の室外機冷却装置によって運転効率を高める方法があります。熱交換能力が約5％向上し、消費電力を約10％削減することができる実証評価もあり、省エネ効果が期待されるシステムです。
しかし、散布する水に水道水をそのまま使用すると、水道水に含まれる鉱物イオンが熱交換器のフィン部分に堆積し、やがてスケール（堆積物）が形成され熱交換効率が下がってしまいます。新設時と比べ約40％の電力消費量が上昇した！という公開情報もあります。
そのため、スケールを未然に防止するための定期的な洗浄コストの課題や水道管引込み費用、新たに純水製造装置の導入費など、課題がありました。
このスケールが発生しないのが、エコウィンミストシステムです。
ecowinミストシステムでecowinウォーターを室外機に噴霧し、蒸発潜熱の冷却効果による省エネでランニングコストを大幅に削減します。
ecowinウォーターのしくみ
雨水の持つ位置エネルギーを利用し
無動力で純水を造水します
-
初期雨水分離槽
降り始めの雨水は、初期雨水と言われ大気中の不純物や屋根の塵等を含むため汚れています。汚れた初期雨水を初期雨水分離槽で処理し、綺麗な雨水を貯留分離槽に送水します。
-
貯留分離槽
初期雨水を除いた雨水を濾過・分離を行う第二処理槽。
中にはメンテナンス時に交換可能な円筒状の濾過カートリッジを内蔵しています。 -
精密濾過槽
貯留分離槽の第一フィルターで不純物を除去し、水頭圧を利用し、さらに微細な不純物を取り除くカートリッジ式精密フィルターを内包した第三処理槽。フィルターの目の細かさは0.5μm(0.0005mm)を採用。不純物を除去し、雨水から純水を造水します。
精密フィルターの目詰まりを抑制し寿命を延ばす逆洗機構を備えています。 -
貯水タンク(連結増設可)
浄化された純水がタンク内に貯蔵されます。内蔵されたフロート弁により満水になると自動的に精製をストップします。
貯水タンクは標準仕様では1台ですが、オプションで連結増設が可能です。
メンテナンスは
簡単・安全・長寿命
フィルター交換は専門業者でなくても簡単に行える設計になっているため、メンテナンスコストも抑えられます
- フィルター交換時期は地域や外的環境、ご利用頻度により変動する場合があります
- 貯水タンクの標準仕様はタンク1台です。2台以降はオプションでのご対応となります。
ecowinウォーターのスペック
| 本体寸法※1 | 幅 2.7m 高さ2.5m 奥行き1.2m |
|---|---|
| 本体重量 | 約50kg (満水時750kg程度) |
| タンク容量 | 1タンク 500L (増設可能) |
| 処理能力 | 570L/時間 (最大値) |
| 外部動力 | 必要なし |
| メンテナンス※2 | 年1回の貯留分離槽のフィルター交換 年2回の精密濾過槽のフィルター交換 |
- システム寸法は設置現場により変動します
- フィルター交換時期は、地域や外的環境、ご利用頻度により変動する場合があります
ecowinウォーターを見学できます
株式会社JTECTで実際に稼働中のecowinウォーターをご覧いただけます。
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